ピンクの壁の洒落た一軒家から出て、敷地に止めてあるクルマに乗り込む男。腕時計で時刻を確認し、携帯電話で連絡した相手は待ち合わせの友人たち。 少し遅れると居場所を告げるも、明らかにそこは展望台なんかじゃなく。彼はなぜそんな嘘をついたのか…?
一方、彼の電話を受けた3名の男たち。風情のある温泉旅館に滞在しているのに、さほど愉しげな雰囲気でもなく。彼らの集まりの目的は一体…?
場面変わって右京と尊の登場。事件の証拠品として預かっていた大正時代の福助人形を、はるばる奥多摩まで出向いて持ち主へ返却にしに来た様子。 尊のおかげで道に迷いながらも役目を終えましたが、一足違いで最終バスに乗り遅れてしまいます。 とりあえず一息ついて食事でもしますか…といったところでオープニングへ。
【事件の関係者】
青柳和樹:ジャズ専門雑誌「バードランド」を出版する会社経営者。 売上が悪化し、出資を打ち切られる寸前だった。大学時代はジャズ研究会の一員で、彼らとバンドを組んでいた。担当の楽器はサックス。
黒木芳彦:青柳と同じ大学出身で、ジャズ研究会のメンバー。オフィス黒木の代表を務めるCMプランナー。 バンドではトランペット担当だった。
宇野宗一郎:同じくジャズ研のメンバー。東都大学の准教授で、アメリカ文学史が専門。バンドでの担当はベース。
渡辺政雄:同上のメンバー。商事会社の営業マン。バンドでの担当はドラムス。
広田:殺された商社マン。音楽関連への出資打ち切りを計画していた。
黒木梨絵:黒木芳彦の妻。旧姓は山崎。ジャズ研のマドンナ的存在で、バンドではピアノ担当だった。
【主な人物の動き】
◆ジャズ研メンバーの前でジャズの知識を淀みなく披露するいつもの右京。
◆死体から目をそむけたり温泉でのぼせてしまうへタレな尊。右京が水を頼んでくれたのにスコッチを氷なしで注文する意地っ張りな面も。
◆「あれは俺の背後霊か何かかよ!」と特命係を疎ましがる伊丹と、それを上手くなだめる大人な三浦。
【見どころ】
◆最終バスを追いかけ、慌てて走る右京と尊。前回の疾走は横からのアングルでしたが、今回は正面から撮っていましたね。
◆温泉に浸かってヘロヘロ状態だった尊、黒木オフィスでは歯の浮くような台詞で女子社員をメロメロに(;´Д`) ちなみに机の中にハムスターはいませんでした(ちょっぴり期待してたのに)。
◆特命係と捜一トリオの5人組が勢揃いで謎解きのシーン。
【ツッコミどころ】
◆右京のひらめきのタイミングが少々唐突だった印象が。
◆黒木さん、お金持ちなんだから腐った階段くらいメンテナンスしなきゃダメじゃん。
◆「愛と利益は両立しない」のかなぁ?出来れば両立して欲しいけど。
【おまけ情報】
◆今回登場した風光明媚な温泉旅館は、奥多摩に実在する「水香園」です。
◆ジャズ研バンドのクロージング・テーマは「You're My Everything」というスタンダード・ナンバーでした。Miles Davis Quintetのアルバム
「Relaxin'」
の2曲目に収録されています。
◆脚本は「相棒」初登板の太田愛さん、選曲スタッフは三田兼玄さんでした。
2009.11.17